子供が歯磨きでえづく3つの理由と対策

子供が歯磨きするたびに吐き気がするのか、オエッという声を必ず出して、今にも吐きそうになるのは、親としてはどこか病気ではないのかって、そのたびにおでこを触ったりして熱が出ていないか、心配になりますよね。
どうして歯磨きでえづくのか、その3つの理由をここで紹介しましょう。
目次
子供が歯磨きでえづく理由1・咽頭反射しやすいからえづく!
咽頭反射と言って喉の奥の方にある口蓋扁桃部に刺激があるとえづくんです。
刺激されるから反射的に出てしまうという事なんです。
舌の根元の方に歯磨きの刺激が行くと咽頭反射しやすくなるから吐き気がするという事です。
単に歯ブラシの刺激で反射的に吐き気が出てしまう、その歯ブラシも関係してくるんです。
風邪をひいたときに、病院のお医者さんに「はい、あーんして」と言って、喉の腫れを見るときに何か喉に触りますよね。
あの時の「オエッ」が歯を磨くたびに刺激を感じやすいと、えづくという事です。これは大人も子供も同じだと思います。
咽頭反射の対策はコレ!
歯磨きするときの咽頭反射を避けるためには、
歯ブラシをもっと小さめにしてあげると、のどの方にブラシが当たりにくいから、えづく回数が少なくて済むかもしれません。
もし、今使っている歯ブラシがすでに一番小さいものだとしたら、えづくのが改善するまでお母さんが見てあげるのも一つの手かもしれませんね。
子供が歯磨きでえづく理由2・お腹が空きすぎているから
胃に何も入っていない状態の時に歯磨きすると、刺激が強く感じて吐き気が出やすいという事のようです。
前の晩に食事をしないで寝てしまったなんて言う事ありますよね。
子供ですから、目いっぱい外で走り回って遊んで来れば、もう疲れ切って帰ってきますから、夕飯の時間まで持たないんですよね。
疲れていれば眠気の方が勝ってそのまま寝てしまったなんていう事、子供はよくある事です。当然胃の内容物は空っぽですよね。
こういう時に歯磨きは刺激が強く感じるようです。
お腹が空きすぎているときの対策
お子さんのお腹が空きすぎているというときは、歯磨きはちょっと待ってあげてください。
せっかく歯をきれいにするための歯磨きが、吐き気でうまく磨けないのではちょっとショックですよね。
起き抜けの歯磨きより、朝食をしっかり食べて、胃に食べ物がまだ残っている状態で、歯磨きをしてみてください。少しは楽になるかもしれません。子供に限らず大人でも同じだと思います。
二日酔いで頭がガンガンしたり、前夜に吐いてしまったりしていれば、胃は空っぽ状態ですよね。
こういう時の歯磨きはえづくんです。
子供が歯磨きでえづく理由3・歯磨きする時の姿勢
歯磨きするときの姿勢によっては喉を刺激してしまうことになるので、結果えづきやすくなるという事です。
気を付けてあげたいですね。
歯磨きの姿勢はやや下向きで!
歯を磨くときに、なるべく喉に歯磨きの刺激がいかないように、やや下向きで磨くようにすれば、磨き粉が唾液と混じって喉の方にたまるという事もなくなりますから、幾らか楽になると思います。
これはお子さんに親が見本を見せて、一緒に歯磨きをしながら教えてあげてください。後、歯磨き粉の刺激が強い香料はお子さんには合いません。
今は色んな歯磨き粉が出回っています。
さわやかなペパーミント系の歯磨き粉で、息もさわやかなものなど、子供にも良いと思っても、これも刺激を受ける子供もいます。
どの歯磨き粉が子供たちに合うのかも大事かもしれません。
子供歯ブラシも色々ありますが、なるべく先端が短めの、小さいものを探して使うようにしてあげましょう。
そういった小さ目なブラシに切り替えれば、喉の奥の方に刺激が行きにくいので、えづく解消になると思います。
まとめ
子供ですから歯磨きしたくない時とか、弟や妹の方に親の目が行ってしまったりすると、自分の方に関心を引くために、わざと自分に意識を向けさせる子供もいます。
もっと親の愛情を感じたいんですね。
これも1つの意志表示だと思いますが、色んな原因もあるという事なんですね。
「歯磨き1つ満足にできないで」ってお子さんを叱らないでくださいね。
必ず理由があると思います。
えづくのが癖にならないように、たかが歯磨きとあなどらないで、しっかりその理由を突き止めて、えづくことのない歯磨きが出来るようになれば、歯磨きも楽しくなりますよ。
虫歯のない健康な歯を育てるには、欠かせない歯磨きですから、家族みんなで歯磨きを楽しみましょう。