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NHKスペシャル【レプチンやミオスタチン・脂肪と筋肉が出すメッセージ物質がスゴい!】

 2017/11/06 美容・健康
この記事は約 8 分で読めます。 2,492 Views
筋肉

脂肪というと嫌なイメージがありますよね。
逆に筋肉というと良いイメージを持つ人が多いのでは?
でも人間の体には脂肪も筋肉も大事。
そして脂肪や筋肉から出るメッセージ物質が命を守ってくれているということです。
今回のNHKスペシャルでは「脂肪と筋肉が命を守る」として脂肪や筋肉が出すメッセージ物質と私たちの健康への関係について紹介されました。

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脂肪と筋肉は体の7割を占める人体最大の臓器

橋本マナミさんの筋肉と脂肪

橋本マナミさんの筋肉と脂肪を徹底解剖した結果がこちら。

  • 筋肉=21kg
  • 脂肪=18kg

橋本マナミさんの体重は56kgということですが、脂肪と筋肉を合わせて約40kgとのこと。
※身長は168cmということです。
参考:ja.wikipedia.org

ですから脂肪と筋肉を合わせると体の約70%ほどになる人体最大の臓器だということ。

脂肪は全身に情報を伝えてくれる

脂肪は全身に情報を伝えてくれる
脂肪はそれだけで体の形が浮かび上がるほど隅々にまでついているようです。

  • 皮下脂肪
  • 骨髄脂肪

脂肪というとただの脂分に見えるかもしれませんが、
脂肪は「エネルギー十分だよ」など全身に情報を与える特別な物質を出していることがわかったそうです。
そしてこの物質が脳に働きかけて欲望を操ったり、体を守る免疫の働きを左右しているとのこと。

脂肪が脳を操る・止まらない食欲

アメリカのコネチカット州に住むジュリアンフェルトンくんは1歳半の男の子ですが、
生まれつき体に全く脂肪がない脂肪萎縮症という難病を患っているとのこと。

普段は普通の男の子と変わらないというジュリアンフェルトンくんですが、
食事時になると食欲が止まらなくなるということ。
ジュリアンフェルトンくんのお母さんによると生まれてすぐに食欲が異常なことに気づいたということで、今すぐ食べないと死んでしまうというくらいに必死だということです。

そしてこのとめどない食欲の原因が体に脂肪がないことと言われているとのこと。

脂肪は生きた細胞の集まり=脂肪細胞で、赤い部分が細胞の核となり、内部は油滴と言われるアブラを貯める袋になっていて、この油滴に食事でとった糖分やアブラをエネルギー源として蓄えているということ。
脂肪は生きた細胞の集まり

ジュリアンフェルトンくんは脂肪細胞を持っていないため、食事でとった糖分やアブラは蓄えられずに常に血液中を漂っている状態だということ。

では、際限なく食事を与えればいいのかというとそれは違うようで、
欲しがるままに食べてしまうと、血糖値は健康な人の正常値の約1.5倍、中性脂肪は基準値の20倍以上になってしまうそうです。

レプチンは食欲を抑える物質

レプチンは食欲を抑える物質
ロックフェラー大学教授のジェフリーフリードマン先生によるとレプチンという脂肪細胞が食欲を抑える物質を出していることを発見したということ。

注目されたのは脳の食欲を司る場所で、
正常な人は食事をするとその活動がおさまるのですが、脂肪萎縮症の人の場合、食後も食欲の中枢の活動がおさまらないようです。
しかし、レプチンを投与することによって食欲の中枢の活動がおさまったということ。

つまり、とめどない食欲はレプチンによっておさえられたということです。

レプチンは治療薬として承認

レプチンは治療薬として承認
3年前アメリカでレプチンは治療薬として承認されたということですが、
(レプチンは現在、日本でも治療薬として承認されているということ)
治療を受けている3歳のアラニオスボーンちゃんは、新しい薬によってとめどない食欲が抑えられて、糖尿病などの発症を防ぐことが可能になったということです。

筋肉はガンの増殖抑制・記憶力アップの働きが

筋肉も情報を伝える物質を出してガンの増殖を抑えたり、記憶力をアップさせるという働きが注目されているようです。

ミオスタチンと筋肉が出すメッセージ物質

下の画像の牛は普通の牛の2倍の筋肉がついているということですが…
詳しく調べると筋肉の成長をコントロールするミオスタチンという物質が働いていないために筋肉がつきすぎていたということ。
普通の牛の2倍の筋肉が

ミオスタチンは筋肉の細胞から周囲に向けて放出され周りの細胞に「もう成長するな」というメッセージを伝えているとのこと。

ジョンズホプキンス大学教授のセイジンリー先生によると、筋肉がありすぎると排水口から水が抜けていくようにどんどんエネルギーを浪費してしまうそうです。
ですから筋肉はメッセージ物質であるミオスタチンを使って、エネルギーの浪費を抑えているということ。

そしてある研究論文では筋肉が出すメッセージ物質がガンの増殖を抑える・うつの症状を改善する効果があるなどといったことが発表されているようです。

【カテプシンB】筋肉の働きで記憶力が高まる!?

運動をした時に筋肉の細胞から出ると考えられているのがカテプシンBというメッセージ物質ということですが、
4ヶ月間、体内のカテプシンBの量を測定し、記憶力との関係を調べたところ、
運動などで血液中のカテプシンBの量が増えた人ほど記憶力テストの成績が向上していたということ。
カテプシンBの量が増えた人ほど記憶力テストの成績が向上

カテプシンBが記憶を司る海馬の神経細胞を増やす働きをしたことが原因ではないかと考えられているようです。

メタボ対策の新戦略

現代社会では脂肪と筋肉が出すメッセージ物質に異常が起きていることがわかったそうです。

ダイエットに失敗する本当の理由

食欲に任せて食べたいだけ食べていると体の中で何が起きるのか?ということですが、

脂肪細胞は食べすぎて余った糖分やアブラを蓄えてどんどん大きくなっていき、それに伴って血液中のレプチンの量も増えていくことがわかっているということ。

つまり食欲を抑える物質であるレプチンはたっぷり出ているはずということなのですが、どうして食べすぎてしまうのでしょうか?

脳の血管の中にはあふれたアブラが大量に漂っていて、そのアブラが邪魔をしてレプチンが血管の外へ出ていくことができず、
どんなにレプチンが出ていても脳に入って行きにくいと考えられているということ。

そしてどうにかして脳にレプチンがたどり着いとしてもレプチンをキャッチする神経細胞が鈍くなってしまい、大切なメッセージに反応できなくなっているとも言われているとのこと。

【免疫細胞の暴走】メタボの本当の怖さとは?

レプチンが効かなくなることで食欲をコントロールできなくなった結果メタボリックシンドロームになってしまうこともあるようですが、
メタボはメッセージ物質の異常をもたらして、命に関わる病気を次々と引き起こしてしまう可能性があるということ。

アメリカのミズーリ州に住むブレンダオテイさんはメタボと診断されたあとで心筋梗塞を発症したということ。

ブレンダオテイさんが患っている病気はこんなに

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 糖尿病
  • 腎臓病
  • 高血圧

ハーバード大学教授のゴーカンホタミシュリジル先生によると肥満の人とそうじゃない人を詳しく調べたところ、肥満の人の脂肪細胞からあるメッセージ物質が異常に放出されていることがわかったそうです。

脂肪細胞がアブラの粒を細菌などの敵と勘違いして「敵がいるぞ」というメッセージ物質を放出し始め、メッセージ物質が全身へ行くとそれを免疫細胞が受け取り、戦闘モードへ入るということ。
そして免疫細胞は次々と分裂して「敵がいるぞ」という誤ったメッセージを拡散していくそうです。

つまりこの「免疫の暴走」こそがメタボの本当の恐ろしさだということ。

免疫細胞は本来は細菌などを攻撃して私たちの体を守ってくれるはずなのですが、
暴走した免疫細胞は血管の壁の内部に入り込み、あふれたアブラを発見すると排除すべき異物として次々と食べ始めるということ。

しかし大量のアブラを食べてパンパンに膨れ上がった免疫細胞はついに破裂し、攻撃用の有毒物質を飛び散らし、大事な血管の壁を傷つけてしまうとのこと。

このように暴走した免疫細胞が体の様々な場所を痛めつけてしまうので数々の恐ろしい病気を引き起こしてしまうようです。

筋肉のIL6が免疫の暴走を抑える

とても恐ろしい免疫細胞の暴走ですが、
薬を使わなくても私たちの体にある臓器「筋肉」を使うことによって免疫の暴走を抑える可能性が出てきたということ。

免疫の暴走を抑えるメッセージ物質を筋肉の細胞が出してくれるとのことです!

筋肉と太らない体の関係はこちらでも話題になりましたね。

コペンハーゲン大学教授のベンテペダーセン先生によると筋肉を動かした時にどのような物質が出るのかを調べた結果、大量に見つかったのがIL-6というメッセージ物質だったということ。

そこで運動後に出る量と同じくらいの量のIL6を注射したところ、
「敵がいるぞ」というメッセージ物質の量が半分ほどに減ったそうです。
IL6を注射した結果

IL6は「戦うのはやめて」というメッセージ物質を出し、
免疫細胞の戦闘モードが解除されるので、
免疫細胞の暴走がおさまると考えられているようです。

私たちの体は動くことを前提に作られているので、動かずにいればメッセージ物質が出なくなり病気になってしまうとベンテペダーセン先生は言います。

つまり筋肉を動かせば命が守れるということです。

まとめ

ベンテペダーセン先生の「筋肉を動かせば命が守れる」という言葉は重いですね。
筋肉はダイエットや美しいボディを作ることだけではなく、病気からも守ってくれる可能性があるようですね。

・ダイエットと筋肉の関係についてはこちら

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